CASSIS(カシス) 時計修理事例 腕時計ベルト交換事例

島根県松江市でロンジン ドルチェヴィータの時計ベルト交換|カシスで純正以上の仕上がりに!

島根県松江市在住U様 ロンジン ドルチェヴィータの時計ベルト交換事例|純正以上の仕上がりに!

島根県松江市メガネ時計宝飾 長谷川時計店 店長 長谷川です。今回は、島根県松江市にお住まいのU様よりご依頼いただいた、LONGINES(ロンジン)腕時計「ドルチェヴィータ」の電池交換時計ベルト交換の事例をご紹介します。島根で大切な時計メンテナンスをお考えの際は、ぜひメガネ時計宝飾 長谷川時計店へご相談ください。

LONGINES(ロンジン)とは

LONGINES(ロンジン)は、1832年にスイスのサンティミエで創業された、長い歴史を持つ時計ブランドです。その翼の砂時計のロゴは、現存する時計ブランドのロゴとしては世界で最も古いものの一つとされています。創業以来、「エレガンス」、「伝統」、そして「パフォーマンス」をブランド哲学とし、優れた技術と洗練されたデザインの時計を世界に送り出してきました。特にスポーツ計時の分野では、数々の国際的なイベントで公式計時を担当するなど、その精度と信頼性は世界的に高く評価されています。

ご依頼内容:電池交換時計ベルト交換

今回、島根県松江市のU様がお持ちになったLONGINES(ロンジン)の「ドルチェヴィータ」は、メガネ時計宝飾 長谷川時計店でご購入いただいた、U様にとって思い入れのある大切な腕時計です。長らくご使用になっていなかったとのことで、時計が止まっている状態でした。そのため、まずは電池交換をご希望されました。また、長年のご使用によって時計ベルトが色褪せ、傷みも目立っていたことから、時計ベルト交換も併せてご依頼いただきました。

お預かり時のロンジン ドルチェヴィータ。色褪せて傷んだ純正時計ベルトの状態。

長年のご使用で色褪せ、傷みが目立っていたロンジン ドルチェヴィータの時計ベルト。

  • 時計ブランドLONGINES(ロンジン)
  • モデル名:DolceVita(ドルチェヴィータ)
  • 特徴:クォーツ、2針、ライトブルー シェル文字盤、レディース
  • お客様:島根県松江市在住 U様

電池交換時計の状態確認

U様のお話から、時計が止まってから随分と時間が経過しているとのことでしたので、液漏れによる故障の可能性も考慮し、慎重に内部の状態を確認しました。しかし、幸いなことに液漏れは全く見られず、内部機構にも異常はありませんでした。新しい電池に交換し、パッキンに専用のグリスを塗布して防水性を確保する作業を行い、無事に電池交換は完了。ロンジン ドルチェヴィータは再び正確な時を刻み始めました。

時計ベルト選定の道のり:難航したベルト幅とデザイン

U様のロンジン・ドルチェヴィータの時計ベルトは、ラグ幅が11mmという、非常に珍しいサイズでした。この細身の時計ベルトの幅は、一般的な時計ベルトに比べて選択肢が限られてしまうのが実情です。さらに、時計本体が持つロンジンらしい高級感と上品さ、そして洗練されたデザインにふさわしい時計ベルトを見つける必要がありました。

時計ベルトを外したロンジン ドルチェヴィータ本体。

時計ベルトを外し、電池交換作業に入る前のロンジン ドルチェヴィータ本体。

特に、ライトブルーの美しいシェル文字盤と、元々付属していた純正ベルトが非常に個性的で魅力的な色合いと質感を持っていたため、この時計の雰囲気に代わるような時計ベルトを見つけるのは、まさに至難の業だと感じました。「もしかしたら、オーダーベルトでしかU様にご満足いただけるデザインはないかもしれない」と、私自身も頭を悩ませるほど、今回の時計ベルト探しは一筋縄ではいきませんでした。

U様もまた、なかなかご希望に合う良い時計ベルトが見つからず、お困りのご様子でした。もしラグ幅が12mmであれば、時計ベルトの選択肢は格段に広がり、魅力的なデザインも数多く存在します。そこで、私、メガネ時計宝飾 長谷川時計店の店長長谷川は、U様に一つの提案をさせていただきました。

12mm幅時計ベルトを試す提案

「12mmの時計ベルトを付けてみましょうか?」

一般的に、時計ベルトの取り付け部(ラグ幅)とベルト幅が異なる場合、時計ベルトを取り付けた際に、わずかながら時計ベルトの取り付け部付近が、きゅっと絞られたようになったり、シワが生じたりする可能性があります。特に、今回のようにベルト幅が細いもの(例:12mm)を、さらに細いラグ幅(例:11mm)に合わせる場合、時計ベルトの幅を縮める割合が大きくなるため、無理やり取り付けたような印象や、シワが目立ちやすくなる傾向があります。

  • 時計ベルトの幅とラグ幅の差による影響の目安:
    • 22mm幅の時計ベルトを21mmのラグに取り付ける場合:約5%の幅縮小
    • 12mm幅の時計ベルトを11mmのラグに取り付ける場合:約10%近くの幅縮小

通常、幅の縮小率が5%程度であれば、装着時にそれほど気になる問題となることは少ないです。しかし、10%近くにもなると、取り付けた際の無理やり感や、時計ベルトに生じるシワが目立つケースが多くなります。そのため、島根県松江市メガネ時計宝飾 長谷川時計店では、20mmを超えるような時計ベルトの取り付けであれば、お客様に積極的にこの方法をご提案することが多いのですが、18mmを下回るような細身の時計ベルト幅では、その影響が顕著になるため、私自身もお客様にご提案する際に躊躇することが少なくありませんでした。

しかし、今回はU様とのお話を通して、時計ベルトの選択肢が極めて限られていたこと、そしてU様ご自身が、多少の違和感であれば許容できるご様子だったことから、この提案をさせていただくに至りました。

早速、メガネ時計宝飾 長谷川時計店の店頭在庫の中から、12mm幅の時計ベルトロンジン ドルチェヴィータに仮付けし、装着した際のイメージをU様にご確認いただきました。すると、U様からは「これくらいならいいかもしれない」とのお言葉をいただき、U様がひそかに候補にされていた12mmのブルー系の時計ベルトに決定しました。これにより、すぐに仕入れ先に発注し、計ベルトの入荷を待つことになりました。

選ばれたCASSIS(カシス)時計ベルト

今回、U様に最終的にお選びいただいたのは、「CASSIS(カシス)」というブランド時計ベルトです。特に、その中でも「Blue Jean」という、一般的な時計ベルトではあまり見られない、個性的で独特な風合いと、非常に美しい発色が魅力のブルー系のモデルでした。

CASSIS(カシス)製 Blue Jeanカラーの時計ベルトの公式カタログ写真。

仕入れ先のWEBカタログに掲載されている、CASSIS(カシス)「Blue Jean」の時計ベルト。

CASSIS(カシス)とは

CASSIS(カシス)は、「お客様の声から生まれ、そしてお客様と共に成長し続ける」ことをブランド理念とする時計ベルトブランドです。カシスは、世界中の時計ベルトの中から、その厳しい品質基準をクリアする高品質なものを厳選してラインナップに加えています。さらに、もし既存のラインナップでカシスが求める基準を満たす時計ベルトが存在しない場合は、一切の妥協なく、一からオリジナルで企画・製造を行い、そのラインナップに加えています。これにより、CASSISは、お客様一人ひとりの細やかなニーズにも応える、非常に幅広い種類の時計ベルトを提供することを可能にしています。島根県松江市メガネ時計宝飾 長谷川時計店も、その揺るぎない品質と豊富な品揃えに、確かな信頼を置いています。

選ばれた時計ベルトの詳細

  • ブランド名:CASSIS(カシス)
  • 素材:カーフ(子牛革)
  • 厚み:約2mm
  • カラー:Blue Jean

この時計ベルトの表面材には、フランスの老舗タンナーであるROUX(ルー)社が手掛ける最高級ランクの革「EPSOM(エプソン)」が贅沢に使用されています。エプソンは、その上質な質感と耐久性から、世界のトップメゾンも認める品質であり、数々の高級バッグにも採用されるほどこだわりの詰まったレザーです。適度なしなやかさと張りを持ち、カーフ素材の中では比較的汚れや水にも強いため、日常使いにも適しています。そして、その柔らかな発色は、時計本体の魅力を上品に引き立ててくれます。さらに驚くべきは、裏材にもHAAS(ハース)社が手掛ける高級皮革「ZERMATT(ツェルマット)」が使用されている点です。このように、表裏ともに最高級の素材を惜しみなく使用した、まさに逸品と呼ぶにふさわしい時計ベルトなのです。

時計ベルト交換作業:純正を超える仕上がりへ

数日後、U様にご注文いただいた時計ベルトメガネ時計宝飾 長谷川時計店に入荷しました。

CASSIS(カシス)製 Blue Jeanカラーの時計ベルト表面。

U様にお選びいただいたCASSIS(カシス)のカーフ製時計ベルト、カラーは個性的なBlue Jean。

CASSIS(カシス)製 Blue Jeanカラーの時計ベルト裏面。

CASSIS(カシス)時計ベルトの裏側。HAAS社製ZERMATTレザーが使用されています。

U様には、事前に時計ベルトの幅とラグ幅の違いによる影響をご説明し、ある程度の許容範囲をご理解いただいていたものの、私、店長長谷川としては、時計ベルトを取り付けた際に無理やり感が出たり、シワが生じたりするのは、美観を損なうため極力避けたいと考えていました。

特に今回は、12mm幅の時計ベルトを11mmのラグ幅に合わせるという、これまでの経験の中でも、時計ベルトを最も大きく縮ませる必要があるケースでした。

新しい時計ベルト幅(12mm)と時計ラグ幅(11mm)の違いを解説する図。

時計ベルトを1mm縮めて取り付ける際の技術的な挑戦を説明するイメージ図。

このような特殊なケースでは、時計ベルトの素材(革の種類)や厚み、そして仕立て方によって、最終的な仕上がりが大きく左右されます。

メガネ時計宝飾 長谷川時計店では、時計ベルトの幅とラグ幅が異なる時計ベルトを取り付ける際、長年の経験と技術に基づいた、ある特別な工程を行っています。この作業は普段から実施しているのですが、今回はその効果がどれだけ発揮されるか、実際に作業を行ってみるまで予測できませんでした。そのため、今回はいつもよりもさらに丁寧に、細心の注意を払い、時間をかけて作業に取り組みました。

そして、ついに新しい時計ベルトロンジン ドルチェヴィータに取り付けてみました。

新しいCASSIS(カシス)時計ベルトを取り付けたロンジン ドルチェヴィータ。

CASSIS(カシス)のBlue Jeanカラーの時計ベルトを装着したロンジン ドルチェヴィータ。

その結果は…私自身の予想を上回るものでした。

まるで最初から時計ラグ幅時計ベルトの幅が完全に一致していたかのように、非常に綺麗時計ベルトを取り付けることができました。懸念していた無理やり感は一切なく、シワも全く見られません。まさに、長年の経験と技が光る、完璧な仕上がりになったと自負しております。

さらに、事前にお客様と私で想像していた以上に、U様に選ばれた「Blue Jean」の時計ベルトが、ロンジン ドルチェヴィータのライトブルーの文字盤と最高の相性を見せてくれました。まるでこの時計のために作られたかのような、純正ベルトを上回るほどの洗練された時計へと生まれ変わったのです。

Dバックルの移植と時計ベルト交換の完成

今回の時計ベルト選定において、お客様がお持ちの純正Dバックルが新しい時計ベルトに取り付けられるか否かは、優先順位として最下位であり、実は全く考慮していませんでした。

ロンジン純正Dバックル単体。

新しい時計ベルトにも適合した、ロンジン純正のDバックル。

しかし、ここでも嬉しい驚きがありました。なんと、ロンジン純正のDバックルが新しい時計ベルトにぴったりと合致し、まるで最初からこの時計ベルトが付いていたのではないかと思うほど、完璧にフィットしました。

新しい時計ベルトにロンジン純正Dバックルを取り付けた様子。

カシス製時計ベルトにロンジン純正Dバックルを装着する作業風景。

これにより、時計全体がさらに一体感のある、上品で美しい姿へと変貌を遂げました。Dバックルの装着によって、時計ベルトの着脱も格段にスムーズになり、実用性も向上しました。

ロンジン純正Dバックルを装着したロンジン ドルチェヴィータの裏面。

Dバックルが取り付けられ、裏面から見ても洗練された仕上がりのロンジン ドルチェヴィータ。

時計本体に関しても、お預かり時に見受けられた汚れや細かな傷、わずかなくすみも、メガネ時計宝飾 長谷川時計店にて簡易的ではありますが、丁寧に磨き上げることによって大幅に改善しました。また、Dバックルも可能な範囲で綺麗に仕上げたため、時計全体が見違えるように生まれ変わりました。

新しい時計ベルトを取り付けたロンジン ドルチェヴィータの拡大写真。

新しい時計ベルトの取り付け部の完璧な仕上がりをクローズアップ。無理やり感が一切ない。

「前から、こんな商品だったよね?」と錯覚するほど、完璧な仕上がりになったロンジン ドルチェヴィータ。時計ベルト交換を終え、U様にお渡ししたところ、その仕上がりに大変お喜びいただけました。お客様の満面の笑顔を拝見し、私自身もこの時計修理の仕事に携わるやりがいを改めて強く感じることができました。

ロンジン純正Dバックルを装着したロンジン ドルチェヴィータの表面。

Dバックル装着により、さらに一体感が増したロンジン ドルチェヴィータ。

U様への感謝

この度は、島根県松江市メガネ時計宝飾 長谷川時計店をご利用いただき、誠にありがとうございました。U様の大切なロンジン ドルチェヴィータの時計ベルト交換という役目をお任せいただけたこと、そして、この貴重な時計修理の事例をウェブサイトにてご紹介することを快くご承諾いただきましたこと、心より感謝申し上げます。U様には、日頃より当店をご贔屓にしていただき、重ねて御礼申し上げます。今後とも、お客様にご満足いただけるよう、島根県松江市で真摯なサービスと専門知識を提供してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

時計ベルト交換のプロフェッショナル:メガネ時計宝飾 長谷川時計店

島根県松江市にあるメガネ時計宝飾 長谷川時計店では、今回ご紹介したロンジン ドルチェヴィータの事例のように、お客様の大切な腕時計を一つ一つ丁寧に扱い、最適な時計ベルトのご提案から交換まで、一貫してきめ細かなサービスをご提供しております。お気に入りの腕時計ベルトの色褪せや傷み、サイズでお悩みでしたら、ぜひ一度当店へご相談ください。松江時計修理ベルト交換をお考えの皆様のご来店を心よりお待ちしております。お客様の時計が再び輝きを取り戻し、新たな時を刻むお手伝いをさせていただきます。

関連ページのご紹介

今回ご紹介した時計ベルト交換の他にも、メガネ時計宝飾 長谷川時計店では様々なサービスをご提供しております。ぜひ以下の関連ページもご覧ください。

  • グリモルディのベルト交換事例
    • U様より、今回ご依頼のロンジンと一緒にお預かりし、時計ベルト交換をさせていただいたグリモルディの時計ベルト交換事例です。ぜひ合わせてご覧ください。
  • 時計ベルトのページ
    • 今回のCASSIS(カシス)をはじめ、フランスのロシェ、イタリアのモレラート、日本のバンビやマルマンといった、世界中の高品質な時計ベルトブランドを多数取り扱っております。豊富なラインナップからお客様にぴったりの一本を見つけるお手伝いをいたします。島根時計ベルトをお探しの方は、ぜひご来店ください。
  • オーダーベルトのページ
    • 市販の時計ベルトではなかなか合うものが見つからない場合や、素材、色、デザインなど、特別なこだわりをお持ちのお客様のために、オーダーメイド時計ベルトも承っております。お客様の理想を形にするお手伝いをさせていただきます。松江市オリジナル時計ベルトをご希望の方はお気軽にご相談ください。

店舗情報

メガネ時計宝飾 長谷川時計店
住所:〒690-0887 島根県松江市殿町67-2
電話:0852-21-6019
※定休日・営業時間等は、店舗情報ページにて最新情報をご確認ください。


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