イトーレンズ 420調光レンズ アートWP 詳細

420調光レンズ アートWP 新発売のご案内
島根県松江市のメガネ屋 1級眼鏡作製技能士の長谷川です。
表面に紫外線で色(濃度)が変化する調光レンズ、裏面に紫外線をほぼ100%カットするHEV420レンズを複合させたハイブリッドレンズ「アートWP」が新発売(2025年7月22日)となりました。
420調光 アートWP とは?
紫外線対策も万全 HEV420調光レンズ。調光レンズは発色しない状態では、ほぼ透明のレンズである、ということが一般的常識でした。
しかし、近年、調光レンズそのものに染色が可能となり、発色しない初期状態において、ある程度の色が付いたおしゃれメガネにすることが可能になり、一部のレンズメーカーから、そのような製品が発売されております。
そして、イトーレンズからも、染色可能な、HEV420カット系の調光レンズが発売となりました。

調光+HEV420 のハイブリッドレンズ
表面は紫外線で色(濃度)が変化する調光レンズ、本体に紫外線をほぼ100%カットするHEV420素材レンズを複合させたハイブリッドレンズです。さらには、HEV420レンズ部分は、カラー染色も可能となっています。

420調光 アートWP 特徴
HEV420 標準装備 新基準の紫外線カット
※UV400をほぼ100%カットし、HEV420領域も大幅に軽減する新基準を採用。
アートWPは、レンズ素材にHEV420を採用。UV400(紫外線)をほぼ100%カットすると共に、最近の研究で目への影響が明らかになったHEV420領域も大幅にカットします。HEV420領域をカットすることにより、色素劣化の原因のひとつとされている「酸化ストレス」を抑える効果が期待できます。

光の波長が短いほどエネルギーは強くなります。目に様々な影響をもたらす紫外線も400nmまでの短い波長域に含まれます。
紫外線領域よりも少し長い波長域(400nm~420nm)であるHEV420領域は、いわゆる可視光線領域に含まれる短い波長で、最近の研究で加齢黄斑変性症などの眼精疾患や、しみ・そばかすの原因のひとつとして考えられるようになりました。
HEV420の詳細はこちら
420調光 アートWP data
調光カラーは、グレー・ブラウンの2種類となります。それぞれの調光カラーの、気温別での最大変化濃度、発色スピード、退色スピードを下記にて表示しております。
アートグレー WP


アートブラウン WP


注意:温度変化に影響を受けやすく、温度が低いほど発色効果が高まり、温度が高いほど発色の抑制効果が高まる傾向にあります。
注意:夏季にサングラスとして利用される場合、温度が高いと色が濃く変わりません。
注意:紫外線カットガラスに覆われた車中では色は変化しません。
注意:経年変化により、調光性能が劣化することがあります。
420調光 アートWP Lineup
発売日:2025年7月22日
発売日時点での、製品ラインナップは下記の通りです。アートWPの展開製品は順次拡大していきます。情報が分かり次第更新する予定ですが、大幅に遅れる可能性もございます。最新情報はイトーレンズの公式ホームページをご参照ください。
【 新発売 】
イトーレンズ公式ページによると、アクロライトスポーツ アートWP・FF-iQ アートWP・FF-itec アートWP・FFiリフレ アートWP は、近日発売予定とのことです。
島根県松江市のメガネ時計宝飾 長谷川時計店では、こちらの調光レンズのサンプルを近日中にご用意する予定です。