世界初!聴力と認知機能を鍛える耳脳トレーニング

集音器なのに「脳トレ」ができる?
集音器と聞くと、「音を大きくして聞こえやすくする機器」というイメージをお持ちの方が多いと思います。
ところが今、まったく新しい集音器が登場しています。
それが、当店で取り扱っている「オリーブエアー(Olive Air)」です。
聞こえを補うだけでなく、聴力と認知機能を同時に鍛える、世界初の「耳脳トレーニング」機能を搭載しています。
これは、ニンテンドーDSの「脳を鍛える大人のDSトレーニング」で有名な川島隆太教授(東北大学 加齢医学研究所)が監修した、特許取得済みの革新的なトレーニングシステムです。
研究を基にした聴力を鍛えるための新トレーニング
監修者紹介
東北大学 加齢医学研究所 川島隆太教授
プロフィール
経歴
- 1985年 東北大学 医学部卒業
- 2001年 東北大学 未来科学技術共同研究センター教授
- 2006年 東北大学 加齢医学研究所教授
- 2014年 東北大学 加齢医学研究所 所長
- 2017年 大学発ベンチャー(株)NeU 最高技術責任者
主な受賞歴
- 1996年 第34回日本核医学会賞(日本核医学会)
- 2004年 日本神経回路学会論文賞(日本神経回路学会)
- 2006年 流行語大賞(ユーキャン)
- 2008年 「情報通信月間」総務大臣表彰(総務省)
- 2009年 科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞」(文部科学省)
人間環境大学 総合心理学部 野内類教授
プロフィール
経歴
- 2003年 中央大学 心理学専攻 卒業
- 2011年 東北大学 加齢医学研究所 日本学術振興会 特別研究員
- 2018年 東北大学 加齢医学研究所 准教授
- 2018年 文部科学省 卓越研究員
- 2023年 人間環境大学 総合心理学部 教授
主な受賞歴
- 2005年 修了生総代(中央大学文学研究科)
- 2011年 発達科学研究教育奨励賞(財団法人発達科学教育センター)
- 2013年 健康医科学研究助成優秀賞(公益財団法人 明治安田厚生健康事業団)
- 2020年 国際賞 奨励賞(日本心理学会)
耳脳トレーニングとは
耳脳トレーニングは、東北大学 加齢医学研究所の論文を基とし、川島教授らに学術的な指導をいただき、完成に至ったOlive Unionのオリジナルトレーニングです。
構想から1年を経て開発され、東北大学 加齢医学研究所の研究の際に用いた検査手法をアプリで可能な限り再現し、何度もサンプルを制作し、ようやくリリースすることができました。
特許取得済み(第7584788号)のトレーニングシステムです。
なぜ脳科学者が「聴力」にアプローチしたのか
川島教授インタビューより
「我々の脳科学の知識や技術を学術の世界だけではなくて、一般の人の幸福のために使えないかという意識を持っていました。そうした中で、いわゆる『脳トレ』というものを開発して世に出してきました。
今まで人間の脳は年をとるにつれて、どんどん機能が下がる一方だと思われていましたが、適切なトレーニングを入れることによって、機能が上がり、それによってQOLを上げることができる、ということがこの開発を通して明らかになりました。
脳以外の感覚器も含めて何かアプローチできる方法ができないかと考えた時に、聴覚にしても視覚にしても、感覚器はそこで得た情報を脳が解釈しているわけなので、感覚器が老化して機能が低下したとしても、脳の方の機能をアップすればある程度補うことができるのではないかと考えました。
超高齢社会の中で、聴覚障害で悩む人や、本人が気付かなくても周りに弊害が出ているのを実際に見て、まずは『聴覚で試してみよう』と思いました。」
音を認識するには「耳」と「脳」の両方が必要
私たちが音を理解するメカニズムは、2つの段階があります:
- 聴覚により音を拾う(耳の役割)
- 脳の機能により認識し行動指示を起こす(脳の役割)
耳だけが健康でも、脳の認識機能が衰えていると、音を正しく理解できません。
逆に、耳の機能が少し衰えていても、脳の認識機能が高ければ、音を補って理解することができるのです。
Olive Unionでは、この両方を「聞こえ力の総合力」と呼び、本トレーニングで強化し鍛えることを目的としています。
東北大学 加齢医学研究所による実証実験
新開発の聴力・認知トレーニング群で聴力と認知機能が改善
実証実験として聴力向上を目指すための以下を組み合わせた新たなトレーニングを実施しました:
- エピソード記憶トレーニング
- 作業記憶トレーニング
- 注意課題トレーニング
人により異なりますが、聴覚トレーニングと認知トレーニングを組み合わせた「新トレーニング」では、認知機能と聴力機能の向上が見られました。
実証実験の結果
PTA 純音検査(聴力検査) → トレーニング後、聴力レベルが改善
D-CAT 注意力検査(認知機能検査) → トレーニング後、注意力が向上
出典:「ゲームを通じて高齢期の聴力を改善させるトレーニングシステム」
東北大学 加齢医学研究所 脳科学研究部門
2021年7月27日
特許取得済(第7584788号)
3つのトレーニングメニュー
1. エピソード記憶トレーニング
記憶力を鍛える
言語を認識し、正しい順番で記憶する。その覚えた記憶を適切な順番で回答するトレーニングです。
鍛えられる能力
- 記憶力
- 情報の処理能力
- 言語認識能力
日常生活での効果
- 会話の内容をしっかり覚えられる
- 約束事を忘れにくくなる
- 複数の情報を整理できる

「このトレーニング、最初は『簡単すぎる?』と思うかもしれません。でもレベルが上がると、『あれ?何だっけ?』となります(笑)。この『ちょっと頑張る』感覚が、脳を鍛えるのに大切なんだそうです」
2. 作業記憶トレーニング
記憶力・処理能力を鍛える
作業や動作などに必要な情報を一時的に記憶し、的確にその情報を呼び起こし、行動に移すためのトレーニングです。
この能力を活用することで、スムーズに会話するなどのさまざまな活動につながっています。
鍛えられる能力
- 短期記憶
- 情報の保持と操作
- マルチタスク能力
日常生活での効果
- 会話中に話の流れを追える
- 電話番号を覚えて入力できる
- 料理など複数の作業を同時進行できる
3. 注意トレーニング
注意力・抑止力を鍛える
一般的にはGONOGO課題とも呼ばれる検査内容をアレンジ。音や指示に対して、認識した後の行動に対して正しい反応を行うことを目的としたトレーニングです。
鍛えられる能力
- 注意力
- 判断力
- 抑止力(不適切な行動を止める力)
日常生活での効果
- 必要な音に素早く反応できる
- 危険を察知しやすくなる
- 衝動的な行動を抑えられる
トレーニングの進め方
ゲームの種類は複数用意されており、その日の気分で選ぶことができます。
最初は簡単なレベルからスタート。正解を重ねるとレベルが上がり、徐々に難しくなっていきます。
「毎日少しずつレベルアップしている」という実感が、続けるモチベーションになります。
調子が良い日は30分ほどトレーニングすることもできますし、忙しい日は10分だけでもOK。自分のペースで続けられます。
「使いやすさ」と「科学的効果」の両立
開発で最も重視したこと
川島教授インタビューより
「社会で多くの方に使ってもらうということが前提だったので、楽しく使いやすいというところに注力すべきだと考えました。
我々学者がものづくりをしようとすると、より正確にという部分に注力しすぎてしまいますが、そこにこだわりを持ちすぎると世の中でほとんど役に立ちません。
『使いやすい、楽しく使える』というのと、『論理的背景に基づいた効果がある』この2つを意識しました。
これは任天堂DSのゲームを作った時に通じるものがありました。脳のトレーニング効果を上げるためには、楽しいと駄目なんですよ。でも、つまらないゲームには誰もお金を出してくれない。だからお客さんがギリギリお金を出すつまらなさはどこにあるのか、その中庸がどこなのかを見つけることに時間をかけました。」



「面白すぎると効果がなくて、つまらなすぎると続かない。そのギリギリのラインを見つけるのに苦労されたんですね。プロの仕事って、こういう細部へのこだわりなんだなぁと感心します」
「ちょっと辛い」が効果の証
テスト段階での反応
開発のテスト段階で「意外と難しい」「大変だ」という声が上がりました。
これは狙い通りの反応だったのでしょうか?
川島教授の回答
「はい、『ちょっと辛い』と感じるのは脳のトレーニング効果がよく出ているということでもあります。
今回のトレーニングには、耳の聞こえが良くなるというギミックだけではなく、小さい音を聞き取るための集中を高めるという特色があります。
集中すればするほど脳の活性化が高まるので、そういう意味では『辛い』と感じるのは脳を使っているという何よりの証拠になるので、とても良いサインでもあります。」
つまり、少し負荷を感じるくらいが、ちょうど良いトレーニング強度なのです。



「『ちょっと辛い』が脳に良いというのは意外でした。でも考えてみれば、筋トレも少しキツイくらいが効果的ですもんね。脳も筋肉と同じように鍛えられるんです」
認知症予防にも効果が期待できます
川島教授のコメント
「認知症予防の目的で使用するのは良いと思います。
耳の聞こえという観点から言うと、ご家族から『最近テレビの音が大きいよ』と言われた人は、皆さん使ってもらう価値が十分にあると思っています。
年代的に言うと僕ら世代ぐらいからですかね。60代ぐらいからの方々は、適齢期だと思っています。
脳のトレーニングは、これまで視覚情報中心のトレーニングでしたが、今回は音を聞くだけでトレーニングができるので、少し目先を変えてやってみたいという脳の健康に強い関心を持っている40〜50代の方々にもお勧めしたいですね。」



「40代〜50代の方も対象というのが新しいですよね。『まだ早い』じゃなくて、『今から予防』という考え方。将来の自分への投資として始める方が増えています」
野内教授のコメント
「聴力に少し不安がある方ももちろんですが、聴力に自信がある方も将来的な聴力低下の予防のために本トレーニングをやっていただきたいです。
高齢者が特殊詐欺にあう要因の一つとして聴力の低下が関係しています。本トレーニングを実践することで聞こえを良い状態に維持できれば、高齢者が特殊詐欺の被害にあう可能性を減らすことができるかもしれません。」



「聴力が落ちると、電話の相手の言葉を聞き取れず、つい『はい、はい』と言ってしまう…そういうリスクもあるんですね。聞こえを維持することは、詐欺被害の予防にもなるんです」
こんな方におすすめ
耳脳トレーニングは、幅広い年代の方におすすめできます:
1. 補聴器も集音器も本当は付けたくない…でも対策はしないとと思っている方
「聞こえづらさは感じているけど、補聴器や集音器を使うのは抵抗がある」
そんな方にこそ、耳脳トレーニングをお試しいただきたいのです。聴力を鍛えることで、機器に頼る前の予防対策ができます。
2. 加齢による聴力や脳の認知能力の低下に対して効率的にトレーニングしたい方
聴力と認知機能、両方を同時に鍛えられるのが耳脳トレーニングの最大の特長です。
別々にトレーニングするより、効率的に「聞こえ力の総合力」を向上させることができます。
3. 聞こえの不安は感じ始めているが、まだ補聴器や集音器を着用するほどではない方
「最近ちょっと聞こえづらいかも?」
そう感じ始めた時が、トレーニングを始める絶好のタイミングです。早めのケアで、聴力の維持・向上が期待できます。
4. 難しいトレーニングは続かない…ゲーム感覚で楽しくプレイできるトレーニングがいい方
川島教授が「使いやすい、楽しく使える」ことを意識して開発したトレーニングです。
ゲームの種類も複数あり、その日の気分で選べます。毎日少しずつレベルアップしていく実感が、続けるモチベーションになります。
年代別のおすすめポイント
60代〜70代以上の方
- テレビの音が大きいと家族に言われる
- 会話で聞き返すことが増えた
- 聴力の低下を感じている
- 認知症を予防したい
- 脳の健康を維持したい
40代〜50代の方
- 認知症予防に早めに取り組みたい
- 脳トレに興味がある
- 聴力低下を予防したい
- 新しいトレーニングに挑戦したい
- 視覚ではなく聴覚のトレーニングをしたい
聴力に自信がある方も
野内教授が指摘するように、「聴力に自信がある方も将来的な予防」として取り組む価値があります。
実際の使い方|1日の過ごし方
耳脳トレーニングは、オリーブエアーを装着して、スマホの専用アプリ「My Olive」から実施します。
以下は、実際にオリーブ製品を使っている方の1日の過ごし方の例です(オリーブエアーも同様に使用できます)。
朝のトレーニング(10〜15分)
午前8時頃
- オリーブエアーを着用してトレーニングを実施
- 朝からトレーニングすると頭が冴えて眠気もスッキリ
- 午前中の家事や仕事も捗ります



「朝の習慣にすると続けやすいですよ。歯磨きの後、とか、朝食後のコーヒーを飲みながら、とか、『この時間にやる』と決めるのがコツです」
日中の使用
午前10時〜午後
- オリーブエアーは着用せず家事や業務に集中
- テレビを見たい時はオリーブエアーを使用
- 外出時にも持参して、必要な場面で着用
- 友人との会話、お店での注文など、聞き取りたい場面で活躍
午後のトレーニング(15〜30分)
午後3時頃
- トレーニングを実施
- 毎日少しずつレベルアップしていくのが嬉しい
- ゲームの種類もたくさんあるので、その日の気分で選べる
- 調子が良い日は30分ほどじっくり取り組むことも
夜のリラックスタイム
午後7時以降
- ゆっくりと静かな時間にトレーニングをすることも
- 充電残量が減っていれば翌朝のために充電



「無理せず、自分のペースで続けることが大切です。『今日はちょっと疲れたな』という日は、5分だけでもOK。完璧を目指さず、続けることを優先しましょう」
トレーニングを続けた方の実感
公式サイトの利用例によると:
- 「トレーニングを続けていると、最近物忘れが減ったかも?という変化に気づいた」
- 「朝のトレーニングで頭が冴えるようになった」
- 「ゲーム感覚で楽しいので、続けやすい」
といった声が寄せられています。
※効果には個人差があります
なぜスタートアップのOlive Unionと提携したのか
川島教授インタビューより
「まずはご縁があったということが一番大きな理由ですが、もう一点あります。
これまで、聴覚障害に対するアプローチは補聴器を中心とした『感覚器の能力を補う』ということに特化した業界が出来上がっていて、そこから外に出ようという気持ちが補聴器業界の中にも、耳鼻咽喉科の医師の中にもなかったと思います。
我々が見つけた脳の可塑性を発動させて機能を上げるというのは、すごく新しいアプローチだったので、そういう意味で、新しいスタートアップの会社の方が相性がいいだろうと感じました。」
既存の補聴器業界では実現できなかった、革新的なアプローチ。それを実現したのがOlive Unionです。
川島教授の今後のビジョン
「まずは今回のプロジェクトが世の中にしっかり認知され、聞こえも含めて、ちゃんとお手入れをすれば維持ができる、強化ができる、ということをお示ししたいです。それが次のステップになると思いますね。
実際にこのトレーニングが多くの人に受け入れられ、社会で使われるようになることが次のステップで、その上で、『何に困っているか?』という課題を吸い上げることで、次に注力するべき何かが見つかってくるのではないかと思いますね。」
よくある質問
Q: どのくらいの期間続ければ効果を感じられますか?
A: 個人差がありますが、公式サイトの利用例では3ヶ月程度継続されている方が多いようです。毎日コツコツ続けることが大切です。
Q: トレーニングは毎日やらないとダメですか?
A: 毎日が理想ですが、週に数回でも継続することで効果が期待できます。無理なく続けられるペースで取り組んでください。「完璧にやろう」とするより、「続けること」を優先しましょう。
Q: 難しすぎてできなかったらどうしよう?
A: レベルは自動で調整されるので、ご自身に合った難易度でトレーニングできます。川島教授も「ちょっと辛いくらいが効果的」とおっしゃっていますが、それぞれのペースで大丈夫です。
Q: スマホがないとトレーニングできませんか?
A: 耳脳トレーニングにはスマホの専用アプリ「My Olive」が必要です。アプリは無料でダウンロードできます(iOS・Android対応)。
Q: トレーニングに料金はかかりますか?
A: オリーブエアーをお持ちの方は、追加費用なしで無料でトレーニングを利用できます。
Q: どんなトレーニングがあるの?
A: 3つのタイプのトレーニングがあります:
- エピソード記憶トレーニング(記憶力を鍛える)
- 作業記憶トレーニング(記憶力・処理能力を鍛える)
- 注意トレーニング(注意力・抑止力を鍛える)
それぞれゲームの種類も複数あり、その日の気分で選べます。
Q: 1日何分くらいやればいいの?
A: 10〜15分が目安ですが、調子が良い日は30分ほど取り組むこともできます。短い時間でも毎日続けることが大切です。
オリーブエアーで体験できます
この耳脳トレーニングは、集音器「オリーブエアー」に搭載されています。
追加費用なく、無料で利用可能
オリーブエアーをお持ちの方は、専用アプリ「My Olive」から、すぐにトレーニングを始めることができます。
毎日10〜15分、気軽に続けられる
スマホアプリで簡単に実施できます。ゲーム感覚で楽しく続けられるので、無理なく習慣化できます。
当店で実機をお試しいただけます
メガネ時計宝飾 長谷川時計店では、オリーブエアーを実際に手に取って、耳脳トレーニングもお試しいただけます。
山陰(島根県・鳥取県)で唯一のオリーブエアー正規販売店として、丁寧なご説明とサポートを提供いたします。
オリーブエアー製品情報
集音器「オリーブエアー」の詳しい機能、価格、試聴方法については、製品詳細ページをご覧ください。
関連ページ
聴力レベルや聞こえの変化について知りたい方は、基礎ガイドをご覧ください。
補聴器と集音器で迷っている方は、選び方ガイドをご覧ください。
➡️ 補聴器と集音器の選び方ガイド(今後作成予定)
メガネ時計宝飾 長谷川時計店
島根県松江市|山陰(島根・鳥取)唯一のオリーブエアー正規販売店